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2013.6.4 編集者部

6次元「石黒ゼミ」4回目は「本や雑誌の見出しを実際に作ってみよう」

3月にスタートした、6次元「チャート発想+編集思考ゼミ」。
自分でも発見がいろいろあってかなり面白いです。
参加される方の顔ぶれ、雰囲気、ニーズ感じながら
それに合わせたやりようを流動的に軟体動物のようにぬるりと変容させていきます。

前回3回目
6次元「石黒ゼミ」3回目は「この人どのポジション?」=マトリクスチャートで関係把握
も25人がそれぞれの個性も見えて来たりと一体感あって盛り上がった。
みんなのマトリクスの軸決めで、この20年思いも付かなかったものが出てきたりと、
僕自身も、とても勉強になってます。

前々回2回目<6次元「石黒ゼミ」2回目は「誰に似てる?」=見立て論
から、最初からワークショップスタイルを取り込んで大正解。
ライブ感あるし、来ている人たちも、仲良くなれるしね。

これからもこういう内容をベースにワークショップスタイルで考えてみます。
■チャート発想+編集思考ゼミ、「6次元」で始めます
■6次元「チャート発想+編集思考ゼミ」内容追加

そして4回目はこれでいきます。

★「本や雑誌の見出しを実際に作ってみよう」

読者の意識しかないときは、何気なく読み飛ばしているというか、
この見出しうまいなあとかひどいなあとかそうそう考えないでしょう。
でも、厳然と、巧拙はあるし、手法もさまざま。
読者はどんな層か、本の雰囲気はどうか、ここは押し出すか、引き気味にするか、
抜粋系、疑問系、断定系、濁し系……。
絶対の正解なんかありませんが、自分の考え得る中でのベストな見出しを
スピーディにつけていけるようになれば、いっぱしの編集者の仲間入りだと思います。

自分で言ってしまいますと、僕、これ昔から得意でした。
原稿ではまずホメられたことなどない駆け出しの頃、講談社『PENTHOUSE』で
国際問題の記事編集していて、敏腕デスクから「これ、見出し付けてみなよ」
と急に言われて6ページ分だったかをささっと付けたら
「おまえ、ちゃんとできるじゃん!」と言われたことで自信もついたのか。
あれは嬉しかったなあ、山上さん感謝!
慣れてくると、いい見出しを早く付けられるようになります。
自分が常に何も知らないで読んでいる別人格になりつつ、
わくわくその段落を読み進めたくなるか。
2択思考での比較検討と、うじうじ悩まない思い切りがポイント。
僕は、論理構造として、消去法も取り入れてます。
なんて解説は当日に。

1月に出した著書『7つの動詞で自分を動かす』では、
全部書き終えてから、200P分の見出し42本を、1時間半で付けました。
自分の原稿だからやりやすいに決まってますが、
でもこれ、プロの中でも相当早いほうだと思う。
早けりゃいいってことではいけど、いい見出し作れる人早くできるはずと、
30年間、先輩や仕事仲間見て来て肌身感覚から確信しています。
野球で遠くまでボール投げられる人は、速い球投げられるのと同じこと。

というわけで、自分が作った本とか、市販の雑誌などの見出し部分をマスキングして
教材として持っていきますから、
みんなで書き込んでみましょう。
できたらみんなで公開していただき、僕が解説を挟み込んでいきます。
他の人の見出しを見るのも、感覚の差がわかって面白いはず。

あ、あと、最初に、他の方への自己紹介的に、
自分自身の見出し、というか、タイトル付けていただこうかなあと(笑)。
まだ具体的に考えてないけどそんなこともやりますね。

そうそう、2回目からは、アシスタントに、大石蘭ちゃんが参加してまして
20歳下の金髪の東大大学院生につっこまれております。。。。(笑)
彼女の本、プロデュースいて、1冊は2014年3月刊行確定。
『モウソウ少女、東大を目指す!』(幻冬舎)
ちなみに、蘭という名前はキャンディーズファン、ラン派のお父さんが命名。
同じ年齢で、全キャン連・九州支部! 
なんという偶然、キャンディーズに変えられてる人生の全貌が →ここに

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第4回、6次元「チャート発想+編集思考ゼミ」
3回目は「本や雑誌の見出しを実際に作ってみよう」
6/18(火) 19時半〜22時
[毎月恒例第3火曜日]★単発参加歓迎

申し込みは直接「6次元」へどうぞ。
では荻窪でお会いしましょう。

【新刊著書2冊】
★流行廃りと無縁の、普遍的思考を支える本だと思います。4/26売

糸井さんほか取り上げて頂いた情報

★論理と情緒の考え方レッスン 1/31売

●本の内容と目次すべては→ココ

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