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2010.3.7 風呂部

銭湯王と脱衣所集合と長山洋子

銭湯と言えば町田さん、町田さんと言えば銭湯というぐらい
日本銭湯界を先頭に立って引っ張る大きな存在が
キングオブ銭湯、庶民文化研究のビッグダディ町田忍さんである。
だから、この「風呂部」の1回目は町田さんのことを書いておきたい。
僕は昔から銭湯以外も町田さんのお仕事はすべてにリスペクト。
どうしてもお目にかかりたく、
自分の2択チャート連載記事に、「カニ看板」の写真を借りるという案件を
強引にこしらえてご自宅に伺ってから早9年。
たまにお会いしたりやりとりしたり仕事も関わったりさせていただいてるが、
いつもにこやか、快活、面倒見がいいとくれば、もうその人柄に心底マイっている。
すてきなおじさん、すてきな先輩である。
町田さんは好きなことがやりたくて、警官をやめ、
夜中のバイトもしながら家族を養いつつ庶民文化研究に邁進してきた。
銭湯、ホーロー看板、納豆、薬ラベル、懐かし広告、御菓子、
霊柩車、蚊取り線香の豚、自転車の風切り、
ほか庶民の生活に関わる一切に造詣が深く、
著書も怒濤のように出ているからどれもこれもオススメしたい。

昨年購入したこの本を(銭湯初心者向けのモノだが)を読み、
ザ・東京銭湯

また僕の中の戦闘的な銭湯魂に火がつき、
またぼちぼちと都内のレトロ系を攻め始めた。
いつも背負ってるリュックには銭湯セットが入っている。
●シャンプー&ボディシャンを旅行用の小分けの容器で2つ。
●安物のカミソリ。
●タオル
を、これだけを、旅行用のファスナー付きナイロン容器に入れて完成。
これがあれば、飲み会前に時間ができた時など、
450円だけあればすかさず近くの銭湯を探していけるわけだ。
しかしここ何年かでなくなっていて行けずに終ったところもあり
数年のブランクが悔やまれる。

町田さんにも3年ほどお会いしてなかったのだが、
本を読んでて無性にお会いしたくなりメールしたらではではと1月に呑みに。
銭湯についてもそれ以外のこともあまりに楽しく、さらに銭湯熱が高まる。

何回か「どこどこの風呂に向かい中」とかツイッターに書いてたら、
やはり銭湯ファンのラジカル鈴木さんから
同好の士を集めるので、銭湯〜呑みの企画しますよとお誘いあって、こんなことに

第一回・銭湯会議
集合は脱衣所! ってのがキテルよね。
結局、脱衣所どころか、洗い場&湯船集合でした。
やっぱみんな濃いわー。
羨望のフリーペーパー『1010』の編集長も参戦。

(余談だが、みんな!
長山洋子が銭湯キャンペーン大使なのをご存知か!?)

ちなみに、この日は、女子フィギュアー真央VSヨナ 決着の日で
世の中じゅう五輪五輪五輪五輪だったけど,
延々の飲み会中、誰の口からも
オリンピックのオの字も、浅田真央のあの字も一度たりとも出なかった。
やはり脱衣所に集合する変人の集いなのだろうか。

銭湯遺産

関西のレトロ銭湯

東京ディープ散歩

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