2010.7.12

「ぞぬ」は、尻尾と鼻を振って喜びを表現する

●ぞぬ

ドレスコードのある場所へも
我々に同行できるぞうぶつ

「ぞんげん」と最も関係の深い動物で、
14000年前からともに生活を始めたとも言われている。
うれしいと、尻尾と鼻を振って喜びを表現する。
ゾワワやゾニチュアダックスフンドなどの小型種から、
ゾベリアンハスキーやゾブラドールレトリーバーなどの大型種まで種は多い。
環境への順応能力は高く、
極寒の寒冷地から砂漠のような乾燥地帯まで世界中で飼育されている。
鼻がネクタイになるので、ドレスコードのあるレストランにも同行可能。
また「ぞんげん」によく慣れ、従順な性質なので、
特殊な訓練を行うことで、狩猟、牧羊、警護、介護、探査用など
さまざまな分野で使役される。
嗅覚は「ぞんげん」の10万倍と言われ、
「ぞんげん」が、他ぞんを顔や声で個体を識別するように、匂いで認識する。
その嗅覚を活用し、特別な匂いに反応するよう訓練したものが
「麻薬犬」や「爆弾犬」という特殊な任務につく「ぞぬ」。
そこから鼻が伸びていったことは言うまでもない。

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2010.3.16

ぞえる

●ぞえる

幼生と成体の身体的特徴に
進化をひも解くカギが

 夜行性、肉食性の小型ぞょう生類。水の豊富な陸地に棲み、体表は常に水気を帯び皮膚呼吸を行なう。「かえる」時代は、海水に浸かると浸透圧の関係で体内の淡水が海水と入れ替わり死んでいた。そこで「海水に浸かったら鼻を水面から出して雨水を摂ればいい」と、鼻が伸びたという説が一般的。
 幼生と成体で生活環境や身体的特徴に違いがある。幼生は「タマジャクシ」と呼ばれ、水棲でエラ呼吸を行い、泳ぐための尾が生えている。成体へ移行する際に、この尾を切り離して四肢を備えるという身体的変化が起こり、これを「変態」と呼ぶ。しかし、実は切り離された尾が、再度身体にくっつき、鼻になっているのだとも言われている。
 大型種は食用になり、鍋物、カレー、揚物、刺身など用途は広い。特に鼻は、寿司ネタのげそにも。
 俳諧においては「蛙」(はづ)は春の季語で、一茶の詠んだこの句で有名。
「古池や ぞはづ飛び込む 池の音」

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ぞりん

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2010.3.3

ゾンダ

●ゾンダ

中華料理のニンニク臭か?
キャラクタービジネスか?

 パンダの鼻が伸びた理由については諸説あり、その真偽については、中国山間部並みにいまだ謎に包まれている。大きな理由として語られているのは、万里の長城の観光開発によって笹の葉や茎が現象したこと。手で採取するだけでは仲間との食料争奪戦に勝てないから鼻が伸びたというものだ。
 主食は竹や笹であるが、まれに他のぞうぶつの死肉を摂ることもあるらしく、その際に鼻を突っ込んで腸を引っ張り出しやすいからとも言われている。
 また彼らは子育てが得意でないと言われ、母親が育児を放棄したり、父親が新生児を殺すこともある。せっかんのために鼻が発達したという説を唱えた学者が、動物愛護団体から痛烈な批判を浴びた。
 さらに、中国ではニンニク料理が多いため、竹やぶでで出会った相手のパンダがニンニク臭い時に匂いをかがなくていいようにするという説も根強い。
 パンダの商標関係をビジネスにする企業や、文庫のキャラクターに使用する出版社が、飽きられないようにと新しいシルエットを欲しがり、強引に交配を進めたという説が先頃発表された。

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ぞりん

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2010.2.15

ぞりん論序説

 人間社会同様、近代に入り動物社会も混迷の時代を迎えた。特に第二次世界大戦後は、土地開発による環境破壊、産業改革での公害問題、さらに他の動物や人間との共生など、多岐にわたる問題が世界じゅうで噴出している。

 そんな状況の中、憂慮すべき事態を草原からそっと見守る動物がいた。
「ぞう」である。
恐竜が絶滅したあと、陸上で最も大きな動物「ぞう」は、最も知能の高い動物の一種でもあり、脳の大きさは人間の約4倍もある。1度通った場所ならば、そこが何の目印もない広大な草原であっても、場所をしっかり記憶していると言われている。
 このように聡明な「ぞう」は、昔から動物界における長老的な存在であった。彼らはいつも、他の動物たちが抱えるさまざな問題点を、その小さくつぶらな目でしっかりと見続けていたのだ。そして、ついに「ぞう」は立ち上がった。あらゆる動物に自らの生態を示すことで、進化を助けるための手、いや鼻を差し伸べようと……。

「ぞう」の最大の特徴である長い鼻は上唇が伸びたもので、先端には指状の突起があり、物を器用に掴むことができる。首が短く、立ったままでは口に食べ物を運べないからこのように進化したものである。「呼吸をする」「匂いを嗅ぐ」ためと考えがちな鼻という器官が生きるために欠かせない役割を持ったことで、「ぞう」たちは鼻の重要性を悟っていた。そして鼻を長くして生きることを、他の動物たちに伝播していったのである。

 こうして「鼻が長くなっていく」という進化形が、哺乳類にとどまらず、両生類、爬虫類、鳥類、魚類へと次々と広がっていった。そこで生れてきたのがまず「ぞりん」であり、さらにあらゆる「ぞうぶつ」たちが後に続いた。そしてその進化のようすに驚くべきことが発見されたのだ。形は必ず“ぞうの鼻”を持っているのに、
そこに至る目的はあらゆるパターンが存在したのである。
「息をする」「匂いを嗅ぐ」という本来持つ役割を強化することはもちろん、「食料をためこむ」「攻撃する」「移動する」「水を吸う」「水をかける」「距離を測る」「生殖行動」「擬態」などなど……。当の「ぞう」はもちろん動物学者の予想をはるかに凌駕するその種類に、あらためて生命力の神秘を見た。
 地球の誕生以来、生物にこれほど急激に進化が見られたことはかつて例がなく、動物学会あらため「ぞうぶつ学会」は、謎に包まれた生態の研究を急いでいる。
 2005年2月には、世界中のすべての元動物が「ぞうぶつ」に進化したことが認められた。そしてついにはここ日本で、世界初の「ぞりん大図鑑」が刊行されるに至った。
 
「ぞう」のもうひとつの特徴である象牙は高級資材として高額で取り引きされるため、人間による狩猟が繰り返された。さあそこで、虐待した人間に対する「ぞう」のアンチテーゼ「ぞんげん」の出現だ。他のぞうぶつたちには明確な進化の理由が見受けられるが、「ぞんげん」に限ってはいっさい見当たらない。
 インドの神話では、世界を支える存在として描かれている「ぞう」。
神話が神話で終らないことを、「ぞう」の意を継いだぞうぶつたちが証明しているのだろうか……。

出多羅目大学理学部教授 石黒謙吾(しぐろ・んご)
           2006年夏 軽井沢の研究室にて記す

ぞりん

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2010.2.3

「ぞりん」の説明

2006年に出した著書『ぞりん』から(←詳しくはココに)
コンテンツを蔵出し。
「セカイカメラ」にて一躍ほんとに世界の人となった井口尊仁さんとの共著。

井口さんがコンセプト&ビジュアルを。
僕が、プロデュース・構成・文を。
かなりカルトでニッチな本です。

著者近影も「ぞしぐろけんご」で。

。。。。。。。。。。

ぞりん[ほ乳類 偶蹄目 ゾリン科 ゾリン属]
学名:Zoraffa zomeloparalis

●体長:3.8~4.7m ●体重:0.6~1.9t
●生息地:アフリカ中央部、南部など

ハイブリッドの進化形2種
それぞれが姿に残るレアケース

 もっとも早く「ぞ化」を遂げた、ぞうぶつ界の代表格。ぞりんと呼
ばれているものの大部分はぞうから進化したもの…(中略)…もとも
と人間(特に異性)に対して好奇心旺盛な動物で、徐々に隣の庭や
呂場を覗いたり
し始め、その行動に適応して首が長くなっていった。
 亜種としては、キリンを祖先に持つものがある…(中略)…このよ
うに、ハイブリッドとしての進化形2種の双方が、はっきり別れて現
在の姿に残っているのは、ぞうぶつの中でも極めて珍しいケースで、
世界のぞうぶつ学会で研究対象として注目されている。

[社会単位]多様 [妊娠期間]457日 [産子数]1
[食餌]草    [生息状況]準絶滅危惧

ぞりん

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石黒 謙吾

著述家・分類王
1961年 金沢市生まれ。
今では書籍の執筆がほとんどですが、プロデュース&編集も少しやってます。
やや長めのプロフィール
元気が出る予感の年譜
最新活動はこちら

     

興味ワードを手当たり次第ランダムに。う〜〜〜ん、ランダム(念/マンダム)

インディアンジュエリー/革製品/木目のもの/スタジャン/トリッペン/雪駄/双眼鏡 /布製のカフスボタン/オーディオ/花火/文具/健康法/外国家電/昭和レトロ/江戸文化/金沢/加賀百万石/京都/喫茶店/ アメリカ/ジャマイカ/タヒチ/ベルギー/オランダ/水のある街/ベランダ/縁側/木の上/畳/狭い空間/ ログハウス/ツリーハウス/歌舞伎/隈取り/文楽/手拭い/銭湯/温泉/サウナ/キャンドル/ 日本の庭/マン盆栽/ナガオカケンメイ/ベルギービール/クラフトビール/ベルギージン/コーヒー淹れる/ 犬/豆柴/絵本/カワイイモノ/ダジャレ(アカデミックに研究)/ことば遊び全般/ シュノーケリング/イルカ/海水魚&無脊椎飼育/釣り/ タミヤ模型(ミリタリー)/カワイイ系女性タレント/キャンディーズ/全キャン連/伊藤蘭/ 松たか子/優香/石田ゆり子/大橋未歩/三浦りさ子/木口亜矢/ 應援團/學ラン/暴走族/ヤンキー全般/ししゆう/星稜高校/高校野球/草野球/球場/ アメフト/アイスホッケー/空手/ロードレーサー/ アート全般/ロシアアバンギャルド/ダリ/マグリット /ニキ・ド・サンファール/マーク・コスタビ/アンドリュー・ワイエス/ エドワード・ホッパー/宮武外骨/浮世絵/歌川国芳/ジョン前田 /レゲエ/スカ/ラテン/カノン/カリビアン/パラダイス山元/氣志團/ コンドルズ/山弦/LITTLE TEMPO/NRBQ /ブルー/オレンジ/シルバー/白/茶色/鍛造の光り具合/角R/ 品のあるシモネタ/言葉遊び/図解表現/チャート思考/ミスター・ビーン 筒井康隆/編集者/ホルモン焼き/お好み焼き/オムライス/抹茶ソフト/ポテトサラダ/