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2010.3.1 旅街部

バハマで陸地を見ずに船で5泊。ただイルカと泳ぐ

旅と言うと、たとえばイベントなどメインの目的はあるにせよ、
食べる飲む泊まる遊ぶ等々、
あれこれと副次的な楽しみが広がるのが普通。
もちろん僕もそうだが、2006年5月に行ったバハマは違っていた。
「イルカと泳ぐ」ただそれだけのために
5泊、一度も陸地を目にすることなく船で寝泊まりして
洋上にイルカの姿を追い、海に飛び込んでいた。

もともと南の島が好きだった。
こんな本も作ったり。ウラヤマシイと言われたがどこにも行かず、編集しただけ。
南太平洋の小さなホテル
沖縄、小笠原、セブ、ジャマイカ、ハワイなど行きつつ
石垣でダイビング免許取ったが、その後一度も潜らなかったのは
なんだろう、あの機材をつける面倒くささからか。
でも、スキンダイビングはへたくそながら気楽で好きだった。

そこでmixiでそれっぽいコミュ入って知り合ったのが
マリンフォトグラファーの作山孝司、サクちゃん
この人のことはあらためて書くが、もうほとんどイルカそのもの。
海の中のほうがスムーズに動いているのよ。
ちなみにその姿はゴンドウイルカに似ているが、あまりにもよく寝るので、
すぐこんなふうに料理されるサクちゃんである。

意気投合して話してたら、来年春に一緒にバハマ行きません?
という話が出て、ついその気になり、
新木場の5メートルプールで10回ぐらいサクちゃん講座で練習してから
ついに行っちゃいましたよ。
バハマってその響きがセレブでしょ?
ところが夜にマイアミを出港し、バハマの入り口で陸地を見たら
その後帰港するまで一度も陸を見なかったので
まったくぴんと来ない。

15人乗りのドルフィンスイ厶専用のクルーザーで
クルーのアメリカ人4人と
日本からのツアー客12人ほどが海の上で過ごす合宿だ。
全員が完全に三食同じもの食べるので
おそらく出てくるものも同じなはずである。。。



朝から、船頭さんみたいな人が甲板に出て
イルカの姿を探し続ける。
船の周りにイルカが寄ってくると

「ドルフィーン!!」と声が上がり
みんな慌ててフィン履いてマスクつけて次々と海に飛び込んでいく。
イルカが遊ぶ気がないと3分後には船に逆戻りってこともあるし、
遊ぶ気満々で次々とイルカが増えてくる時は延々泳ぎ続ける。
最長、1時間半ぐらい海に入りっぱなしの時は、
26頭まで確認できて、あれは興奮したなあ。

うまい人はイルカもわかるので水中で絡んでくれるのだが
劣等生な僕はイルカがほとんど舐めきられてたね。
しかし、同時に水面に顔を出し同時に潜るのをやってくれた時はしびれた。
ちなみに、イルカの身体は、ナスの浅漬けのようだ。

泳ぐスキルのとこ、バンダナで遊ぶイルカのかわいさ、
貴重な体験ー船の生活、
星月夜に輝くプランクトンを舳先で切って進む絶景など
書きたいこといくらでもあるので
またあらためて。

↑ 余興で釣りしてご満悦。
海のトリトン」か「イルカに乗った少年」になりきっていた
イルカに乗った中年。

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