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2020.4.4 キャンディーズ部

伊藤蘭さんに贈る曲「微笑の恩がえし」42年間の感謝の想いを作詞して歌いました

4/4はキャンディーズ解散記念日。
キャンファンにとって僕にとってこの特別な日に発表しようと決めて
年明けからじっくり準備してきた
伊藤蘭さんに届けたいと思って準備してきたプロジェクト。
その日が、悲しいことに、伊藤蘭さんライブツアー
最後までコロナストップがかかっていなかった
4・16 渋谷公会堂が見送りになった翌日となってしまいました……。
僕たちファンはもちろん、関係者・スタッフのがっくりは当然。
しかしなにより、一番無念だったのは、ご本人でしょう……。

そんな日に発表するのはどうなのかと逡巡したのですが、
逆に、こんなときだからこそ、
蘭さんを元気づけるメッセージとして届いたらいいな!
そう考えて、3ヶ月間じわじわと進めてきたプロジェクトを公開します。

来週中には、ご本人に贈るCD化へのクラウドファンディングも公開されます。→結局、コロナで中止しました
いますでに全文が読めます。
微笑の恩がえし キャンディーズファンの想いを

ということで、まず、僕が作詞・歌の「微笑の恩がえし」の
紹介&拡散用に作った短いPV的なモノを
伊藤蘭さん&キャンディーズに捧げる42年間の感謝のメッセージソング【微笑の恩がえし】 全キャン連代表が作詞&歌を

それは、1万5030日目に訪れた、奇跡の日でした。
もう二度とステージで歌う姿を見ることはないんだな、
そう覚悟して臨んだ、1978年4月4日、いまはなき後楽園球場。

■↑当日開演直前の空撮です。僕は、スー側(一塁側)の19列目、当時、日々、王さんが守っていたファーストベースあたりにいました。

ゆっくりと奈落に沈む3人が振り続ける手。
その指先が完全に見えなくなった瞬間、
これで本当に遮断器が降りたんだ、そう痛感しました。
でも最後にランの口から僕たちに残してくれた
「本当にわたしたちはしあわせでした!」
の言葉をいつも心の奥に携え、
それから41年、地を這うように日々生きてくることができました。

その間に、スーは天国に。
葬儀で青い紙テープを投げて見送った時の最大級の悲しみはまた、
3人への僕たちの変わらない想いを掘り起こしてもくれました。

2019年5月29日。
水道橋・JCBホールに舞い降りてきてくれた、やさしい悪魔。
赤いミニは紫のドレスになっていても、
その日から、僕たちと蘭さんには
二度目の青春の日々が訪れたのです。

そんな多幸感に包まれて伊藤蘭さんのアルバムを聴いていた2019年大晦日。
僕の脳裏にふっと降りてきた言葉がありました。
「微笑の恩がえし」。。。
1位を取ったラストシングル「微笑がえし」に、
僕たちから42年目に恩返しをしたい、いや、しなければ。
こんなにも僕たちにしあわせを届けてくれた人に、
何もできないもどかしさも含めて、
せめてその気持だけでも伝えたい、と。

そうだ! 歌でもらった微笑は
歌でお返しすればいいんだ。
この想いを詞に残し、曲に乗せて届けたい。
三が日が明けると、すぐ、旧知のスージー鈴木氏
「曲先で作曲してもらえませんか?」と打診。
この構想にスージー氏から「面白いですね、ぜひ。お手伝いします。
吉田拓郎~穂口雄右ラインの「ニューミュージック歌謡」を狙います」
と返ってきて、1/25に打ち合わせを。
僕からのオーダーのキーワードは、
「多幸感がある。キャンファン以外でも郷愁を感じられる」
「シンプルめで。手拍子パンパパンが入る箇所がある」
ぐらいであとはお任せしました。
2/2に、ギター1本でスージー氏が歌ったデモver1が届き、
これはすばらしいなと。
<吉田拓郎風、『アン・ドゥ・トロワ』あたりのエレガントさを意識しつつ、
アイドル歌謡のエッセンスを足してみました>

頂いたデモを何度も何度も聴きつつ
半日×2日で、詞ver.1はでき、
それをスージー氏に送り、デモver.2までもらい、
歌詞は完成音源まで微修正を重ねていきました。

歌詞は、もちろんキャンディーズ時代のランと
今現在の伊藤蘭さんを芯にした構成なわけですが
そのイメージをいっさい抜きにしても
ミドルエイジなど中心に、青春の想い出と人生に想いめぐらせてもらえるものを、
という意識で書きました。

詞の「見立て」をたくさん盛り込んであります。
キャンディーズファンなら言わずもがな、ですが、
わからない人のために、
無粋と知りながらも申し添えておきます。

遮断器=解散  
同窓会=ソロデビュー
紫のドレス=今のイメージカラー
真夏のライブ=日比谷野音
轟く稲妻=解散宣言
5年の残り香=キャンディーズ活動年数
赤青黄色=ランスーミキのイメージカラー
シンフォニー=哀愁のシンフォニー
年上のきみへ=年下の男の子
球場=後楽園球場
若い日の晴れ舞台=ファイナルライブ
つばさ広げ=最後の曲「つばさ」作詞・伊藤蘭
微笑の恩がえし=1位を取ったラストシングル「微笑がえし」

歌詞全文を画像で貼っておきます。

さあここまではきたものの、アレンジをどうするか問題が。
スージー氏は、曲はギターで作れるけど、
ソフトでアレンジができるわけではないので
誰かに依頼しなければと。
そこで、昨年終わりにたまたま知り合った
マチュアだけど、相当音楽に造詣の深い、
紫村次宏さんにお願いしたら快諾頂きました。
スージーさんのデモと僕の詞を送って2週間ほどで
楽器9つ入った品のあるアレンジ音源が完成。

当初は、作詞だけしてどなたかに歌ってもらおうと思っていましたが
この企画なら、僕自身が歌うことに意味があるのではないか?
だんだんそう考え始め、ヘタでもいいんだと
自分に言い聞かせて、歌うことに決めました。

次に録音ですが
その紫村さんにいろいろレクチャーを受け、
エンジニアさんがスタジオに出張してくれる
6時間パックで、スタジオNOAHにて収録。
テイクは5つほどまで。
歌い手自らディレクションでプロが完成音源に仕上げてくれました。
詞は自分でもよくできたと思うけど、歌唱力についてはお許しを(笑)。
スージーさんも一瞬顔を出し、自分の歌で一発録りも。

音はそうやって進みつつ、さらなる課題はビジュアル。
クラウドファンディングでCDにすることを途中思いついたので
ジャケットと、さらに、PV的な告知動画もいるなと。
そこで、お仕事ご一緒してる、イラストレーターでデザインも秀逸な
雨本洋輔さんに、構想を伝えて打診。
こちらも、「応援しますよ!」と男気で快諾頂きました。
ちなみに、収録以外、スタッフ全員、現時点でノーギャラです。
みんなに、本当に、感謝です。

★これは[APPLE MUSIC]の「微笑の恩がえし」です

ほかのサブスク配信ストア一覧です >Amazonなど28ストアあり

さあ、このCDが、歌が、メッセージが、
僕と気持ちを同じにしてくれたみなさんの微笑がえしが、
伊藤蘭さんに届きますように。

そして、
ご本人に歌っていただけるという奇跡を夢に見つつ。

僕たちはずっとしあわせです。

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