念力恋愛
笹公人 絵・水野しず/幻冬舎


ひっそり恋しく慕い輝く108の星団
怪しくも艶やかに微笑む40の恒星

短歌界の異才・笹公人×アート界の鬼才・水野しずによる、
短歌と創作(妄想ラブレター)とイラストの、「念力恋愛」ワールド。
妄想ラブレター4作も。




2020年10月8日発売
1300円(税)
144P(オール2C)


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修学旅行で眼鏡をはずした中村は美少女でした。それで、それだけ
あの夏の石段の上僕の背を押した少女よどうしてますか
ラブレターは死語か否かで華やいだ吉祥寺デニーズ跡地ながめる
憧れの山田先輩念写して微笑む春の妹無垢なり
うっとりと「別れの曲」を弾いている男子生徒の背を椅子にして
古本の少女漫画にはさまれし郵送未遂のレター哀しき
ケイタイがつながらぬ夜はいつのまにプラス思考の本読んでいる
あの夏の石段の上僕の背を押した少女よ どうしてますか


笹公人
1975年生まれ、東京都出身。歌人。「未来」選者。「牧水・短歌甲子園」審査員。
現代歌人協会理事。大正大学客員准教授。著書に歌集『念力家族』『念力図鑑』
『抒情の奇妙な冒険』『念力ろまん』など。


水野しず
1988年生まれ、岐阜県出身、イラストレーター・コンセプトクリエーター。
武蔵野美術大学造形学部映像学科中退後、「ミスiD2015」にてグランプリを受賞。
イラスト・執筆以外に、映像やイベント出演など活動の幅を広げる。



短歌・文:
絵:
企画・プロデュース・編集:
デザイン:
版元担当:


笹 公人
水野しず
石黒謙吾
吉田考宏
菊地朱雅子(幻冬舎)