『ふたりの絵本  結婚。』 ナガオカケンメイ・著 /新風舎文庫
結婚記念日に、実際に夫が妻に贈ったストーリーです。
きっとあなたの心を揺らしてくれるでしょう。
本当にあったできごとだから……。

〜仕事に没頭する夫、
子育てに追われてさびしい日々を送る妻。
そんなふたりが迎えたある夜……


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新風舎文庫版

03年11月5日発売
590円
ソフトカバー・240P
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燃えるような恋ごころを忘れてしまったあなた、あの人はいつまでもあの人なんです。

    結婚に思いをめぐらせるあなた、たくさんの小さな苦しみとほんの少しの大きな幸せがそこにあります。

        好きになる気持ちを忘れてしまったあなた、しめつけられるようなせつなさをもう一度。


この本は、97年秋に、結婚2年目の奥さんに贈るために
ナガオカケンメイが描いた
プライベートのメッセージブックでした。

「かみさんに渡そうと思ってこれ描いているんですよ」
まっしろな「束見本」に描かれてていたこの作品を、
99年に、デジタルハリウッド出版局から単行本として出版することができました。
さらに、2001年には、新潮OH!文庫で、文庫化もしたいただき、
絶版になったのに、こうしてまた新創刊の新風舎文庫で生き返ったわけです。
このしぶとさが作品の持つ力なのでしょうか。
ちなみに、どの担当の方も、結婚生活が長いベテランの男性編集者でした……。

結婚生活があたりまえになってしまった人に読んでほしいと思いました。
結婚する時にふたりで持ち、結婚記念日ごとに読んでほしいと思いました。
夫婦喧嘩した時に読んでほしいと思いました。
厳しい現実にめげそうな時に読んでほしいと思いました。

「この人が好きだ」
そう思う瞬間の、
しめつけられるようなせつなさを忘れてしまった人には特に……。

ゆくゆく、結婚式には、
夫と妻それぞれに2冊プレゼントしてもらうことがあたりまえになるぐらい、
この本が多くの人に読んでもらえることを願ってやみません。



【関連LINK】

   
新風舎文庫版
プロデュース・編集:石黒謙吾
装幀:山下大輔


新潮OH!文庫版
プロデュース:石黒謙吾
本文デザイン:新潮社デザイン室
編集:佐久間憲一
書籍版
プロデュース・編集:石黒謙吾
装幀:原 研哉
版元担当:木原いづみ