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	<title>イシブログケンゴ &#187; ネタエッセイ部</title>
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	<description>分類王・石黒謙吾のホームページ</description>
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		<title>渋谷のパスタ屋、ある日曜朝の光景</title>
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		<pubDate>Thu, 15 Apr 2010 06:50:59 +0000</pubDate>
		<dc:creator>石黒謙吾</dc:creator>
				<category><![CDATA[ネタエッセイ部]]></category>

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		<description><![CDATA[３日前、１２日に書いたエントリが RTやらブックマークやらでここまで２万人近くが見たよう。 長ーいつぶやきぐらいの気分だったので驚き。 駅前に止まっていた軽トラックに「Apple store」と書いてあり、 移動販売車と [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>３日前、１２日に書いたエントリが<br />
RTやらブックマークやらでここまで２万人近くが見たよう。<br />
長ーいつぶやきぐらいの気分だったので驚き。</p>
<p>駅前に止まっていた軽トラックに「Apple store」と書いてあり、<br />
移動販売車としてリンゴを売っていた、<br />
と今朝ツイートしたのは昨晩思いついた妄想ネタでしたが、<br />
この先は本当のこと。</p>
<p>少し前だけど、日曜日、いつもより遅め、１１時半に渋谷に来たので、<br />
事務所に入る前にメシ食ってしまおうと思った。<br />
定食には時間が早い気分だったので、スパゲティだなと<br />
ドン・キホーテ横にあるチェーン系パスタ屋へ。<br />
ほぼ開店と同時にひとりで入ると、すでに店内には、３組ほどの客が。<br />
やはり日曜は混むんだな、と思ったがあまり気にもとめず<br />
毎度毎度のトマトソースをオーダー信長。<br />
この店は地下にあって、オレはその入口とさらに店内をほぼ見渡せる席に座っていた。<br />
入口からは次から次と客が入ってくる。<br />
オレが座って１０分ぐらいで、８割方は埋まっていたかな。<br />
しかしすごいな、行列ができるような店でないことは<br />
平日よく行くから知っているしと思いながら、店内をゆっくりと見回してみる。<br />
そこで気づいたが、オレ以外に２０組はいたようだけどすべて２人組だ。<br />
しかも１組以外はすべて若い男女、いや、若干トウが立っているカップルも少々いたな。<br />
みんな向かい合って座り親しそうだが、<br />
「休日にデートしている」テイのはっちゃけ感浮かれ感がない。<br />
口数が多くないけど、特に険悪な感じもなくしらけた風でもない。<br />
虚脱感というか、落ち着きというか、老成した夫婦のような、<br />
語らずともよいという空気が店内全体に流れている。<br />
名曲喫茶かよ！と名曲喫茶バイト歴３年半のオレ。<br />
ここでやっと気づいた。このお店の立地に。<br />
ドンキを左にカーブしてその先の細い坂を登るとそこは雪国ではなく<br />
ホテル街だった。</p>
<p>だから、この時この店にいたお客は、<br />
オレ以外たぶん全員、少し前までそこにいた方々。<br />
だから、みんな上気したようにまたーりしてんのか。<br />
（うわっ！　精神的に浮いてる！）<br />
みんなはみんなで、「あ、どうせあなたもよね？うん、わたしも♥」<br />
みたいな気分なのか周りを気にするふうでもない。<br />
ぽつんと仕事前のオレ。<br />
トマトソースが運ばれてきて食べたけど、<br />
気もそぞろというか、特攻服着てディズニーランド来たような疎外感があって、<br />
ずるずるとそば食べる勢いで流し込んで出てきた。<br />
もし土日のその時間渋谷にいたら行ってみるといい。<br />
あ、そうそう、そういえば、髪が短く肌浅黒い細マッチョ、清潔感漂う男子２人組が<br />
微笑み浮かべて見つめあっていたことも付け加えておきたい。<br />
あなたが行く時は、男同士、女同士はおすすめしません。</p>
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		<title>つぶした声と声の好み</title>
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		<pubDate>Sun, 14 Mar 2010 08:50:21 +0000</pubDate>
		<dc:creator>石黒謙吾</dc:creator>
				<category><![CDATA[ネタエッセイ部]]></category>

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		<description><![CDATA[2007/7/25のメルマガあいさつ文から若干改稿。 土日は更新しないこともありますが そんな日は過去モノネタから見つくろってどうぞ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 好きな声の人は誰かと聞かれて即答できな [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>2007/7/25のメルマガあいさつ文から若干改稿。</p>
<p>土日は更新しないこともありますが<br />
そんな日は過去モノネタから見つくろってどうぞ。</p>
<p>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・</p>
<p>好きな声の人は誰かと聞かれて即答できない人が多いようだ。<br />
ルックスほど意識してないからなのか。<br />
でも、間逆に、好みの声だからと好きになってしまう人もいて<br />
それは僕の知りうる限り、ほとんど女性である。<br />
男は視覚のほうを重視するんだと思う。<br />
産まれて最初に刷り込まれる顔、母親が異性なのと関係あるかなあ。</p>
<p>僕は、子供の頃、いい声だなあと意識した最初の芸能人は<br />
王道中の王道で、<br />
男ー林隆三<br />
女ー大原麗子<br />
だった。</p>
<p>その頃、歌声を聴いた近所の人が<br />
「ウィーン少年合唱団が金沢に来たのかと思った」と<br />
言わしめた僕のボーイソプラノは（ねつ造）、<br />
高校入学２年間、キャンディーズ解散までで劇的な変貌を遂げた。<br />
追っかけ１００ステージで<br />
「ランちゃんスーちゃんミキちゃん」だの<br />
「C・A・N・D・I・E・S　HEY!」だのと絶叫を繰り返し、<br />
そこにアルコールとニコチンを大量に浴びせ続けた結果、<br />
つぶれにつぶれ、テキ屋のオヤジさながらのダミ声となっていた。<br />
東京に来てからは、草野球という絶叫のためのステージが現れるや<br />
バス化に拍車がかかっていく。<br />
結果それこそ林隆三レベルに低音になったのに、<br />
自分の声は今までずっと相当に嫌いだ。</p>
<p>上京してすぐの18歳の頃、<br />
低過ぎてコンプレックスを持っていたそんな声に反応したのは、<br />
新小岩の中華屋のおっさんで、カウンター越しに彼は言い放った。<br />
「あんちゃん、いい声だね」<br />
それ以降、褒められる機会は増えていったが、<br />
プライベートではいい思いをしたことは皆無。<br />
しかし、仕事では、ある意味、役立った。<br />
「電話で話してナメられない」のである。</p>
<p>雑誌記者見習いとして、講談社『PENTHOUSE』編集部に初めて行った２２歳の時、<br />
「じゃあ今からここで、北海道から沖縄まで各県の警察に電話してくれる。<br />
で、暴力団のピストルの事件の状況聞いていって」<br />
と当たり前のようにさらりと言われた。<br />
これにはまだ学生だった僕は相当にビビった。<br />
時事通信社でバイトはしていたが、雑誌の現場に初めて来て<br />
いきなりこんなミッション。<br />
フリー記者机の周りに編集者がいっぱいいてものすごい緊張だ。<br />
でもここでやらねばまず失格なんであろうと<br />
バンジージャンプを踏みきる気持ちでたただもうガムシャラに<br />
電話をかけはじめた。<br />
恐かったので低い声でぼそぼそ電話していたんだけど、<br />
これが意外とマッポ……いや警察官が話してくれて、<br />
この時テキ屋声に初めて感謝したものだ。</p>
<p>続いてはその数年後、25歳の時。<br />
電話でアポ取って会いに行ったC-C-Bの（懐かし〜）マネジャーに、<br />
「40歳ぐらいの人が来ると思ってましたよ！」<br />
と待ち合わせのロビーでなかなか会えなかったことがあった。<br />
このように電話の声と会った印象が違うと言われたことは数限りなく。<br />
そこで昔は「うわー、若い人だったんですね！」<br />
と言われたものだが、さすがにもうそれはなくなったなあ。<br />
渋谷歩いててキャッチに声かけられなくなった女子の気持ちが、わかるね。</p>
<p>人がどう思うかに関わらず、今でも自分の声は好きじゃない。<br />
ラジオに出た時にもらえるテープは滅入るからまず聞かないし、<br />
自宅の留守電に入れた自分の声を再生するのはもう、どんより。</p>
<p>昨年から<a  href="http://www.blueorange.co.jp/contents/podcast/index.htm" target="_blank">ポッドキャストの番組</a>で話すようになったのだが、<br />
これがまた、あとから聞くと、<br />
声の低さと滑舌の悪さとリズムがシロウトっぽさが、<br />
もうあっちゃーなわけで。<br />
でも、内容のチェックで、最低一度聞かねばなので、<br />
そのたびに墨を飲んだ気分になる。</p>
<p>やっぱり、声は、自分で出すより好きな声を聞くに限る。<br />
僕の好きな声は、伊藤蘭は別格として、まずは森高千里。<br />
今では、あと石田ゆり子かな。<br />
それから、優香と松たか子と大橋未歩とSHIHOと……<br />
って、どうも一貫性が見られないと思ったら、<br />
やっぱり男のさがなのか、声じゃなくて普通にルックスの好みだYO!</p>
]]></content:encoded>
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		<title>45歳にして弟ができました</title>
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		<pubDate>Fri, 12 Mar 2010 07:55:13 +0000</pubDate>
		<dc:creator>石黒謙吾</dc:creator>
				<category><![CDATA[ネタエッセイ部]]></category>

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		<description><![CDATA[2007年３月のメルマガあいさつ文から。 ココと関連性深いのであとから読んでみてください。 あと、ココも参照すると話のつじつまが見えやすいです。 &#8230;&#8230;&#8230;&#8230;&#8230;&# [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>2007年３月のメルマガあいさつ文から。</p>
<p><a  href="http://www.blueorange.co.jp/blog/archives/873" target="_blank">ココ</a>と関連性深いのであとから読んでみてください。<br />
あと、<a  href="http://www.blueorange.co.jp/blog/life" target="_blank">ココ</a>も参照すると話のつじつまが見えやすいです。<br />
&#8230;&#8230;&#8230;&#8230;&#8230;&#8230;&#8230;</p>
<p>岡田眞澄は63歳で、上原謙は66歳で子供を作ったわけですが、<br />
うちの父親76歳がこのたびめでたく……違う違う違う、<br />
いくら僕の周りにネタが多いからといってなんぼなんでもそれはないっての。</p>
<p>昨年夏、生れて初めて会った弟と、<br />
その夜、明け方まで飲みました。</p>
<p>32歳まで、ひとりっ子だということに何の疑いも持っていなかった僕は、<br />
14年前、7歳年下の弟がいることを知ったのです。<br />
と、この入りなら「実は“腹違い”の兄弟がね」となるのが<br />
オーソドックス（松坂の入ったチームではない）ですが、<br />
人と同じことが嫌いな僕ちんであれば、そこはそれひとひねり。<br />
違いの向きが逆です。“種違い”。<br />
こっちの響きのほうがマニアックで好きですが、<br />
いかがでしょう？　あ、考えたことない？　ですよね。</p>
<p>長くなるのでいろいろなことを割愛してですね、<br />
えーっととにかく、14年前に一度だけ電話ではなしたっきりだった<br />
顔文字みたいなイニシャルの、T・Tさん（39歳）<br />
と連絡取って、金沢市は竪町の路上で待ち合わせ。<br />
こんなドラマティックなシーンに路上ってのもどうかと思うでしょうが、<br />
ホテルのロビーとかだと、こっぱずかしくてイヤだったかも。</p>
<p>僕は和民とかで「♪ワタミばかよね〜、おばかさんよね〜」<br />
と歌うぐらいライトなノリでいきたかったのですが、<br />
セッティングしたのが向こうだったので<br />
上品なレストランでフレンチとワイン、<br />
続いて大人なBarへと流れました。<br />
なぜ野郎ふたり、しかも半兄弟で……モッタイナイと心の中の僕。</p>
<p>ゆっくり話をしたわけですが、<br />
目の前に降ってわいてきた弟とサシで何時間も杯を重ねていることが<br />
だんだんと不思議に思えてきました。<br />
盛り上がるでもなく、かといって固くなったりもせず<br />
たんたんと会話は続いていきます。<br />
T・Tさん（しつこいですけど泣いている顔文字ではありません）<br />
もとい、弟は、僕と正反対の性格でした。<br />
父親が違うからあたりまえといえばあたりまえか。<br />
がさつ、おっちょこちょい、無鉄砲、勢いだけ、楽天的、声がでかい……。<br />
今まさにみなさんがここを読んでイメージしている僕のキーワードに対して、<br />
弟は（石原慎太郎の気分）、<br />
思慮深い、ソフトリー、控えめ、柔和、悩みがちという雰囲気。<br />
＜体育会系　vs　文化系＞の典型。</p>
<p>しかし「酒好き」というのはなぜかがっちりと一致。<br />
母親のDNA、おそるべし。<br />
ぐびぐび飲んでいると、弟は（今度は亀田興毅の気分）、<br />
徐々に深く酔っぱらってきて、<br />
軟弱でヘタレで堂々巡りみたいな面倒くさい話を連発し始めました。<br />
で、ですね、その日、初めて会ったそこまで他人だったヤツ相手に、<br />
ちゃんと叱ってカツ入れたくなりました。<br />
静かなBarだったのでオブラートにぐるぐる巻きにくるんで<br />
抑えに抑えて話しましたが、ほんとはパンチくらわ……（オイオイ）</p>
<p>「ああ、兄弟の気持ちってこれなんだ」<br />
と故郷のバーで知った46歳の新米兄貴。<br />
そして弟はさらに酔いつぶれへたれ続けでカウンターにて、<br />
T・T　←こんな感じでした。</p>
<p><a  href="http://www.amazon.co.jp/%E7%8A%AC%E3%81%8C%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%8B%E3%82%89-%E7%9F%B3%E9%BB%92-%E8%AC%99%E5%90%BE/dp/4087813894%3FSubscriptionId%3DAKIAJ7OJ26LCEKLBI26A%26tag%3Dblueorangesta-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4087813894" target="_blank" title="Amazon で商品の詳細を確認する"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/419gDxnLACL._SL75_.jpg" alt="犬がいたから" /></a></p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>或るバツ２女性の死</title>
		<link>http://www.blueorange.co.jp/blog/archives/873</link>
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		<pubDate>Mon, 01 Mar 2010 08:26:31 +0000</pubDate>
		<dc:creator>石黒謙吾</dc:creator>
				<category><![CDATA[ネタエッセイ部]]></category>

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		<description><![CDATA[２００７年初夏、僕のメルマガに書いた文を 自分のたいせつな記憶として残す為にも載せときます。 ・・・・・・・・・・・ 知人がなくなった。 5月22日火曜日午前8時30分。 享年65歳。 僕が知り合ったのは14年前で、 そ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>２００７年初夏、僕のメルマガに書いた文を<br />
自分のたいせつな記憶として残す為にも載せときます。</p>
<p>・・・・・・・・・・・</p>
<p>知人がなくなった。<br />
5月22日火曜日午前8時30分。<br />
享年65歳。<br />
僕が知り合ったのは14年前で、<br />
その頃から、彼女はずっとひとりぐらしだった。<br />
寺岡恵美子さんという名前だったので、<br />
僕と妻が彼女の話をする時には、<br />
親しみといたずら心から「エミリー」と外人っぽく呼んでいた。</p>
<p>狭い2DKのアパートを訪ねていくと、<br />
部屋はいつもきちんと整理整頓されていた。<br />
ベランダには植物も並んだいかにも女性らしい部屋で彼女は、<br />
質素に20年間を過ごしていた。ひっそりと。<br />
朝から午後までは、工場の食堂で炊事の仕事、<br />
夜は飲食店とずっとかけもちで働いていて、<br />
「年齢とともに働き口がなくなっていってね」と、<br />
自嘲気味に笑う顔が浮かんでくる。<br />
50歳近くまで温泉のコンパニオンをやり<br />
そのあとはその派遣を取り仕切る仕事をしていたのだが、<br />
それも10年前にはやめたようだ。</p>
<p>エミリーは、19歳で結婚、出産したが、24歳で離婚。<br />
5歳の男の子は父親が引き取った。<br />
その数年後に再婚してやはり男の子を産む。<br />
しかし、20年も経ってから<br />
子供も残して家を飛び出すように熟年離婚。<br />
バツ2で、ふたりの子供も離れて暮らすという状態の、<br />
事実上身よりがなく自活する人生を送ってきた。</p>
<p>ひとり暮らしで疲弊した体だったはずなのに<br />
しっかりと食事している感じがなく心配していたら、<br />
1年前に、やはり病魔が彼女を襲った。<br />
膀胱ガンがみつかった時は、<br />
リンパにも転移し第4ステージだったらしい。</p>
<p>長くないかと思われたが、<br />
いったん90％までガン細胞がなくなった。<br />
しかし、今度は骨に転移し、3月上旬には立てなくなり入院。<br />
寝たきりとなり、それからは3ヶ月ともたず、<br />
エミリーは還らぬ人となってしまった。</p>
<p>知り会って間もないというのに、<br />
「ヴァンドーム青山」のお店の前で「コンドーム青山」<br />
とダジャレを言って笑うフランクさが好きだった。<br />
パチンコが好きで2万取ったとか3万すったとか語る<br />
破滅的なところも魅力だった。<br />
折れそうなほど細くて小さい体のどこに入るのかと<br />
思うほどごくごくとおいしそうにビールを飲む姿がかっこよかった。</p>
<p>彼女の部屋のテレビの上には常に、<br />
細い目が母親似の長男の写真があった。<br />
酔いが回ると必ずエミリーは<br />
何もしてあげられなかった子供に対するうしろめたさと<br />
何かしてあげたいんだという熱い想いを語り、<br />
僕はそれをビール片手に黙って聞いた。<br />
彼女に喜んでもらえることは、年に一度ぐらい、<br />
いつもひとりぼっちの部屋に話相手として上がり込むことだけだった。</p>
<p>最期のお別れとなったのは5月19日土曜日。<br />
狭い個室のベッドの横で僕は2時間過ごした。<br />
何度か腕をさすって起こそうとするが、<br />
相当に衰弱していて、ずっと昏睡状態。<br />
立ち去らねばならない時間が迫ったので、<br />
少し強めに腕を揺すると、目が開いた。<br />
酸素吸入器を外そうとしながら僕のほうをしっかり見て、<br />
もごもごと聞き取りにくいが何か言おうとしている。<br />
エミリーは、骨と皮となった腕に添えた僕の手のひらを<br />
なでる程度の弱々しさで握り、絞り出すようにうこのことばだけ、<br />
なんとかうめいた。<br />
「ありがとう」<br />
「うん、うん。またすぐ来るからね」<br />
僕がそう返すと小刻みに顎を動かしてうなずき、<br />
それからまたゆっくり目を閉じると、<br />
大きく息を吸い込む音だけが何度も続いていった。</p>
<p>病院を立ち去り、小松から羽田に向かう飛行機の中で、<br />
僕が生れてから誰にも、一度たりとも呼びかけたことのないあのことばを、<br />
彼女に面と向かって言わなかったことを思い、眠るふりをして上を向いた。<br />
やせ細ったエミリーの顔を思い浮かべ、心の中で呼びかけた。<br />
「おかあさん」</p>
<p>’’’’’’’’’’’’’’’’’’’’’’’’’’</p>
<p><a  href="http://www.blueorange.co.jp/blog/archives/1058" target="_blank">ココ</a>と関連性深いのであとから読んでみてください。<br />
あと、<a  href="http://www.blueorange.co.jp/blog/life" target="_blank">ココ</a>も参照すると話のつじつまが見えやすいです。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>アナタは相方のパンツをたたみますか？</title>
		<link>http://www.blueorange.co.jp/blog/archives/919</link>
		<comments>http://www.blueorange.co.jp/blog/archives/919#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 18 Feb 2010 00:23:29 +0000</pubDate>
		<dc:creator>石黒謙吾</dc:creator>
				<category><![CDATA[ネタエッセイ部]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.blueorange.co.jp/blog/archives/919</guid>
		<description><![CDATA[今朝も元気に昔のメルマガからの NHKアーカイブスシリーズいきます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 　■　■　 ご あ い さ つ　■　■　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2006/1 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>今朝も元気に昔のメルマガからの<br />
NHKアーカイブスシリーズいきます。</p>
<p>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・</p>
<p>　■　■　 ご あ い さ つ　■　■　<br />
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2006/12/6/wed<br />
_______________________________________________________</p>
<p>あなたは配偶者もしくは限りなく配偶者に近いステディ（ぷっ）の<br />
パンツをたたみますか？<br />
既婚女性は宿命とあきらめてたたんでるとして（でもない？）、<br />
未婚女性と、男なら既婚未婚の両方に問うてみたいのです。<br />
＜たたむ派＞か＜たたまない派＞か、を。</p>
<p>献身的にたたんであげたいわ、<br />
あるいは、ずっと干しとらんでたたまんかいワレ！<br />
とか思うものの、<br />
「なんとなく気恥ずかしい」「イヤラシイと思われるかも」<br />
という葛藤や、<br />
「ばっちい」（オイオイ）などの抵抗が、<br />
男女問わずつきまとうはず。<br />
異性の下着をたたむという行為には、<br />
そんな後ろめたさを含んだ<font color="orange" >ヰタセクスアリスな心理</font>が見え隠れするのでしょう。</p>
<p>僕は、たたむ派です。<br />
今、堂々とたたむ女性下着。</p>
<p>24歳から32歳まで雑誌記者・編集者をやってました。<br />
ひとつは大人の男性向けエンタテインメント誌、<br />
もうひとつは若者向け男性情報誌。<br />
もちろん、グラビア撮影はつきもので、<br />
今や大物になっている女性タレントの水着撮影は<strong>日常茶飯事桂春団治</strong>。<br />
AV女優の（昔はビデオギャルって言ってましたね）<br />
いわゆる「脱ぎ」の現場で過ごすことが、<br />
ごくごく日常だったのですよ。<br />
で、仕事で日々目にしているもんだから、<br />
女性の下着に対して、免疫ができていきました。<br />
ハンカチやスカーフぐらいにしか思ってないってぐらいで。<br />
今なら、<font color="orange" size="large">シュシュ？</font></p>
<p>スタイリストのお姉さんたちの手際のいい仕事ぶりを見て、<br />
必要性はまったく感じてなかったのに、<br />
知らず知らずのうちにたたみ方のワザを盗んでしまったのです。<br />
お股の二重になった当て布のことを<strong>クロッチ</strong>と呼ぶとか<br />
いらない雑学ネタまで覚えつつ。<br />
だから目にするのも全然平気だし、<br />
休日はせめてもの家事手伝いをと、よくたたんでます。</p>
<p>ではここで、たたまない派の男性が結婚後、<br />
運命により、というかなしくずされて<br />
カカア天下になった際に困らないように、<br />
スタイリスト・香川雅子さん直伝の<br />
超シンプルなたたみ方を伝授しましょう。</p>
<p>＜パンツ＞<br />
●まず、お股の部分をくるくるっと上に丸める<br />
●腰部分の片側サイドから反対側に丸めていく<br />
●楕円に丸まった塊を持って両手ではさんでぱんっとつぶす<br />
●<font color="orange" size="large">できあがり♡</font></p>
<p>＜ブラ＞<br />
●外側を表にしてセンターから2つに折る<br />
●両方のカップが同じ方で山側になるように、片側のカップを内側にへこませる<br />
●片側から出た重なった2本のヒモを、カップのへこんでる方へしまいこむ　<br />
●ヒモが落ちないように整えて下に置く<br />
●<font color="orange" size="large">できあがり♡</font></p>
<p>あらら、<br />
ヒマネタのつもりが、とんだ実用情報になってしまいましたが、<br />
当ブログでは、<strong>とことん無料で</strong>お届けしています。</p>
<p>↓　お口直しに知的な笑いがほしくなったら…<br />
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